もらって嬉しい オリジナル ノベルティ

1958年3月　岡山県総社市に生まれる。

晴れの日 岡山、といわれるほど穏やかな気候で、山あり谷あり川ありの、のんびりとした風土のなかで高校卒業まで過ごす。

高校時代は倉敷のジャズ喫茶に出入りし、雑誌「スイングジャーナル」を読みふける。そこに掲載されていた東京のジャズ喫茶・ジャズスナックに魅了され上京を決意。学生時代はジャズ一色の毎日。上京時から今日に至るまで北千住周辺に在住。

当時、日本は高度経済成長期の後期、現在のような就活の不安はなく「どんな職業を選んでも食べていける」という状況の中、自分はどのような職業に就くべきか思いをめぐらす。

そこで、人は「食べること」「着飾ること」は常に必要で廃れることはない、その中でも女性向けファッションには、より「夢」や「希望」が強く含まれていると思い、そのような関連職業に魅力を感じ始める。

友人が宝石関係の仕事をしていたこともあり、1980年、百貨店テナントで宝石を取扱う会社に入社。日本全国、時に海外と年間300日を超す出張生活を送る。


34歳の時にNYのダイヤモンドブランド「ラザールダイヤモンド」と出会い、衝撃を受ける。当時の日本の愛好家はそれほどのクオリティをまだ求めてはいなかった。「輝きが違う。美しさが違う。カッティングが違う匠の技術」とすっかり虜に。

運命的な出会いを経てラザールダイヤモンドの日本支社に21年間勤務。

ダイヤモンド販売卸業をする傍ら、宝飾関連ノベルティの一つとして特殊なマイクロファイバーのジュエリークロスと出会う。

品質、機能はもちろん、質感、厚み、耐久性、そして画像印刷が可能で、すべてにおいて今まで知りえたジュエリークリーナーとは、一線を画しており、魅了される。


そんな折、あの悲惨な東日本大震災が起こる。

実際行動に移せる状況ではなかったが、ボランティアや社会貢献をしたい、と感じている自分が存在し、今まで常に営業数字を追い求め、達成することに喜び、働き甲斐を見出していたエネルギーが変化し、「人に優しく」、何かを与える側になりたいと願っている自分がいることに気づく瞬間だった。

宝飾業界に身を置き33年。新入社員時代から積み上げてきた販売実績が丁度100億円（店頭小売価格換算）を超えた大きな節目のタイミングだった。自分に芽生えた他者貢献の気持ちを形にするべく、起業を決意。

中途半端なクオリティでは満足できない、最高のものを常に追い求める自分を満足させたダイヤモンド同様に「特殊なマイクロファイバークロス」で日常のシーンに「選ぶ幸せ、所有する幸せ、使う幸せ」を運ぶ　株式会社なるほどプラティックを設立。

この事業を軌道に乗せ、なかなか出口の見えない日本の失業率、厳しい新卒の就活状況など、将来設計を描けないでいる人や、労働の対価としての報酬が不十分な障碍者に向けて、雇用を少しでも生み出すことで自分を育て、成長させてくれた社会に恩返ししたいと考えている。